2013干潟観察日記 Ⅰ | ストーン磐座

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昨年は何かと忙しく干潟観察日記を付け忘れていた。
既に今年の干潟観察も始まったので間が抜けると意味がわからない。
ということで確認作業もかねて日記を書きます。

昨年(2012年)のアマモ播種実験が予想外の結果だったので、長らく続けてきた干潟観察&アマモを植える男一人プロジェクトは新しい段階に入ることにした。
この間の観察結果をまとめると
1 この干潟では自然発生のアマモは極端に少ない
2 この干潟ではアマモは越年しない
3 アマモの播種はかなり成功率が高い
4 播種によってアマモの株は増えるが、開花率はあまり高くない。
5 干上がった干潟に播種した場合、アマモも干上がってしまうので葉がいたみやすく花穂をつけるに至らない。

以上の結果から、いくらアマモを植えても翌年には何も残らない徒花に過ぎず、アマモ場再生のためには抜本的な見直しが必要という結論に達した。
従って今年以降はアマモを越年させる実験に重きを置いて作業を進めることにした。

2013/6/23
スーパームーンということは満月の大潮、今年は漁で忙しかったのと故あって放置プレーだった干潟観察。ピンポイントのタイミングでアマモの採種にやって来た。前回のスーパーム-ンはさほど潮が引いてなかったが今日はよう引いとる。

higata

ところが時期を逸したのか?花の付いた株が見当たらない。






がしかしピンポイントのタイミングなのでここで引き下がる訳にもいかず、ずっと沖合いの方まで行ってみると、ようやく花穂の付いた株があってミッションコ ンプリ-ト。このプロセスも明日の播種予定のヒントになる。しかし早春の干潟と違って色んなもんの腐った匂いがしてあまり楽しい作業ではないな。





さて辛気臭いアマモの種取り仕事。



これがアマモの種。




こいつは完熟してる、どっちが発芽率良いんだろう?



ひたすら種の部分だけを切り分けます、今夜中に終わるんかいな?



や~めた、予定変更。誰に頼まれてる訳でもなく、納期が決まっている訳でもなく、公的補助をもらってる訳でもないので、お気楽モード。試験用のサンプルは取れたので、後は直植えという荒業に出ることにした。一応一昨年試しているので問題無し、海水に浸けて明日を待とう。